yokomizo. pearl 横溝真珠 は、現在準備中です。
2020/06/03 10:52
ジュエリーに使う地金は、最近沢山の種類が開発されてきましたが、今回はよく使われる3種類について
下の画像を参考に順番にご説明します。
3連リングの一番上。この地金はプラチナ(pt900)になります。
ジュエリーによく使われるプラチナには、「pt900」「pt850」といった刻印がされています。
勿論、「pt1000」というのが純度100パーセントのプラチナなのですが、これでは柔らか過ぎてジュエリーとして
使うことができません。このため、パラジウムを10パーセント混合させて「pt900」・パラジウムを15パーセント
混合させて「pt850」を作ります。パラジウムを混合させることにより地金が固くなり、変形やキズを防ぎます。
プラチナの特徴は、程よく硬く・粘りがあります。このため他の地金と比較すると割れることもなく、サイズ直しなどの
修理もし易い優れものです。
プラチナリングの定番としてブライダルリングがありますね。
無色透明な綺麗なダイヤには一番ptがベストマッチ。美しいダイヤを際立たせるためには最適な地金ですね。
次に3連リングの真ん中。この地金はイエローゴールド(k18yg)になります。
いわゆる「金」「ゴールド」と呼ばれる地金です。「金」の純度100パーセントは、「24金」ですが、
ジュエリーとしてよく使われのは「18金」「k18」です。つまりは、75パーセントが「金」で、残り25パーセントが
割金になります。pt同様に割金を入れると地金の硬さが増し、ジュエリーとして使いやすくなります。
では、この割金は何か!「金」の場合は、銅・銀・パラジウムを混合させることが一般的です。
「18金」「k18」の特徴は、プラチナより硬いのが特徴です。粘りはないので強い負荷がかかると割れやすい
のですが、しっかり作っていれば簡単に割れることはありません。
ただ、最近の細くて華奢なジュエリーは、若干心配なものもあります。見た目・デザイン重視なので仕方ない部分もありますが、
あまりにも細くて華奢なジュエリーは、取り扱いに注意してください。
最後に3連リングの一番下。この地金はピンクゴールド(k18pg)になります。
イエローゴールドと同じ「金」「ゴールド」の一種です。では、何を変えるとピンクゴールドになるのか?
割金の配合を変えることです。基本的には、イエローゴールドと同じ銅・銀・パラジウムを使うのですが、
銅の配合を多くして赤みをつけるとピンクゴールドになります。
最近よく見るのは、イエローゴールドとピンクゴールドの重ね着け。とても可愛い組み合わせかと思います。
イエローゴールドだけでは物足りない時、ピンクゴールドを合わせるとちょっと華やかになって素敵ですね。
