yokomizo. pearl 横溝真珠 は、現在準備中です。

2020/07/06 04:10

作り手の職人が困るデザイン画があります。それは、デザイナーが、上面から見たものだけしかデザイン画を描かない場合。正面・側面の図が描かれていないと、結婚指輪の厚みや幅の寸法がわからず、デザイナーが意図するカタチで完成する確立はとても低くなります。このため、最初からやり直し、もしくは修正をせざるおえなくなります。

上面のみのデザイン画では、デザイナーが意図するカタチと作り手の職人が意図するカタチとは、相違があることが殆どです。私は、ここでの共通認識のない結婚指輪をお客様にご納品することをとても失礼に思います。美しい結婚指輪を作るためにも、デザイナーの上面・正面・側面のデザイン画が欠かせないのです。

よく上面図だけを描いて、後は職人のセンスに任せます。というデザイナーさんもいましたが、これでは作りての職人さん達も困ってしまいます。デザイナーさんと職人さんが言い争う景色は以前は良く目にしました。ですが、最近は前回ご説明したキャドシステムをデザイナーが使うようになり、この景色を見ることも減ってきたように思います。