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2020/07/09 09:12

ダイヤの裏穴

これは、わがままポイントというより作りて側としては、必ずお客様のことを思って、作りて側が自らお客様へご説明・お薦めすべきポイントです。お客様からの依頼で進めるのでは、ジュエリー業界で働く身として情けなさすぎます。確かに裏穴をあけることによりコストはかかりますが、お客様が一生着けて頂く結婚指輪と考えるのであれば、作りて側が負担しようとお薦めするべきポイントです。

ダイヤの裏側に穴があるかないかで、ダイヤの輝きが変わってきます。ダイヤは、光が入れば入る程、光が屈折して輝くものです。この加工は、ちょっとした一手間なのですが、職人が怠ってしまいがちです。石を留めるデザインの場合は、必ず穴が裏まで貫通するよう依頼して下さい。但し、内側に彫るメッセージ刻印の文字数が多い方は、要注意です。裏穴部分には、文字が彫れなくなってしまうので、メッセージ刻印とのバランスを考えるようにしましょう。


テクスチャーをつける

すべてピカピカの鏡面仕上げにする結婚指輪が多いのですが、オーダーメイドであれば、リングの内側をピカピカの鏡面にして、外側をザラザラのつや消しにすることも可能です。また、リングの側面だけをザラザラのつや消しにすることも出来ます。ザラザラのつや消しにすると、少し地味なイメージになるのでメンズの結婚指輪には最適です。特に男性は、結婚指輪の依頼をする際には、ザラザラのつや消しのサンプルリングを見るようにして下さい。一部分につや消しのテクスチャーをいれるだけでも、かなり雰囲気が変わってきます。