yokomizo. pearl 横溝真珠 は、現在準備中です。

2020/08/05 19:36

オーストラリアの南洋真珠

オーストラリアの海に生息する白蝶貝で出来る南洋真珠の特徴は、他の真珠に比べて極めて大きいということと、真珠層が厚いということです。南洋真珠の魅力は、なんといってもその豊かでおおらかな煌きにあり、真珠のなかでも南洋真珠が宝石の女王と言われる由縁です。真珠の女王にふさわしく11mmから18mmと、他の真珠を圧倒する大きさを持つ南洋真珠は、養殖期間が平均2年というのも、真珠層を厚巻きにして大きくするためです。

南洋真珠の色は、アコヤ真珠と同じようにアラゴナイトという炭酸カルシウムの結晶とコンキオリンという蛋白質のシートがレンガの堀のように積み重なった構造をしています。オーストラリア産の南洋真珠は、深みのある上品な白さであるシルバー系の色が特徴です。また、シルバー系の中にピンク系やグリーン系が微妙に含まれることにより、南洋真珠の上品さを際だたてます。

インドネシア・フィリピンのゴールド真珠

南洋真珠を生み出す白蝶貝は、赤道を中心に北緯15度、南緯15度のフィリピン・インドネシア・オーストラリアの3カ国にわたる南北1200kmほどの海域に分布しています。その中でも、フィリピン本島の南西部からカリマンタン島海域にかけて、貝殻の真珠層が金色に輝く白蝶貝が生息しています。ゴールド真珠は、このゴールドリップと呼ばれる白蝶貝から生まれます。このゴールド真珠は、オーストラリア産の南洋真珠と比較すると、サイズは小ぶりです。また、ゴールド真珠の中でも非常に色が濃く良質のものは、「茶金色」と呼ばれており、とても希少性の高い真珠と言われています。