yokomizo. pearl 横溝真珠 は、現在準備中です。
2020/08/10 13:35
真珠の良し悪しを判断する最も重要なポイントは輝き(テリ)です。この判別方法は、真珠に自分の顔を映してみて下さい。輝き(テリ)の良い真珠ですと、自分の顔がハッキリと映ります。花珠真珠では、目・鼻・口が確認できます。反対に輝き(テリ)が鈍い真珠ですと、自分の顔がボケボケにしか映りません。
真珠層の厚さ(巻き)は数値で!真珠層の厚さ(巻き)とは、核の上に巻いている真珠層の厚さのことです。核とは、真珠貝の中に真円の核を人工的に入れ、そこに真珠層を巻かせるための元となるものです。核の材料は、天然貝の厚い部分を丸く削りだしたものになります。真珠層の厚さ(巻き)は、鑑別書に記載された数値が一番正確に良し悪しの判別が出来ます。0.3mm以上あると「厚まき」でしつかりした良い真珠となりますが、0.1mm以下になると「薄まき」となり、真珠層より内側の核が透けて見えるため、真珠本来の輝きが鈍くなってしまいます。
真珠層の厚さ(巻き)は、輝き(テリ)と密接な関係があり、巻きの厚い方がテリのある真珠になり易く、巻きの薄いものほど、ボケボケのテリがない真珠になります。
また、真珠層の厚さ(巻き)は、真珠の養殖期間に比例します。養殖を始めてから1年で出来上がる「当年もの」と呼ばれる真珠は、0.2mm~0.3mm程度。2年以上かけて養殖する「越もの」は、0.4mm前後で巻きの厚いものでは、0.6mmになる真珠もあります。
真珠層の厚さ(巻き)の判別方法は、薄いマキの真珠は核が透けて見えるので低品質の真珠と判別できますが、反対に0.4mm以上ある品質の良い真珠の厚さを判断するのには、鑑別書の数値を頼るほかありません。